福祉の専門学校の選び方のポイント

福祉の専門学校の選び方のポイント

福祉関連の知識や技術を学ぶ目的で専門学校に通う上で、重要なポイントが講師の質です。
福祉に限らず講師の質は専門学校でバラつきがあります。
講師の質が低いと満足の行く授業を受けることができず、高い費用が無駄になりかねません。
学校のパンフレットやホームページに掲載されている、学歴を含めた講師のプロフィールを調べておくことが大切です。
メディアへの露出など知名度で選びがちですが、実績の有無で判断しなくてはいけません。
卒業後の進路の選択肢も大事なポイントです。
学校は知識を学ぶために通う場所ですが、そこがゴールではありません。
社会に出て仕事に就いてからがスタートです。
就職のサポート体制が整っていなければ、スタートラインに立つこともできません。
卒業生が就職先、定着率といったデータから信頼性を見極める必要があります。
仲間との思い出作りも学生生活ならではの魅力の一つです。
文化祭などの学校行事の充実も参考材料に含めると、楽しい学校生活を送れます。

介護福祉系専門学校選びの参考材料になる実績

福祉関連の技術や知識を身に着ける目的で入学する、専門学校選びの大事なポイントが実績です。
例え技術や知識を学べても、仕事に就くことができなければ意味がありません。
実績の高さは、そのまま学校の信頼性に繋がる重要な参考材料になります。
パーセンテージや具体的な就職先は、ホームページで確認しておくことが大切です。
ただし、3年、5年分といったように、まとめて表示している学校は、単年のパーセンテージが低さを誤魔化している可能性があります。
単年で記載されていない学校は避ける方が無難です。
福祉系の学校を探す時は、就職率と合わせて定着率についても確認しておかなくてはいけません。
定着率とは、卒業生が一定期間業界で働いている割合です。
専門の中には、進路についてアドバイスや相談などのやり取りをせずに、手当たり次第に就職させる所も少なくありません。
定着率が低い学校も、数字や利益を優先している可能性が高いので注意が必要です。

著者:大川康彦

筆者プロフィール

千葉県浦安市生まれ。
福祉専門学校の講師として勤務。
自分の経験から福祉専門学校についてミニ知識をまとめました。